分かっちゃいるけど止められない・・・


by scharaka
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2009.10.24


時間はまだ午後4時過ぎ、夕食の時間にはまだ早いが、せっかく来たのだから、名物、名物という餃子でも食べてみようかと思うが・・・、どこに入ろうか迷う・・・、

地元の人に聞くのが一番だろうと、洋服屋の呼び込みのおねえちゃんに
「餃子の美味しい店知らない?」と声をかけてみた。

いきなりサングラスをかけて自転車に跨った変なオッサンに声をかけられておもいっきり引いたおねえちゃんだったが、ちょっとのタイムラグの後、店の中からチラシを取ってきて「ここに色々でてますから」と、可愛い声で教えてくれた。

彼女のアクセントが「宇都宮に来たんだ」と、実感させてくれる。

チラシに中心部の地図とお店の紹介が出ているので、それを頼りに何軒か回ってみるが、有名店と思われる店は何処も長蛇の列・・・、

並んでまで食べたい訳ではないし、どっちかというと主食のビールが飲みたいだけなんだが・・・、

市内中心部と思われるあたりをふらふらすること15分。『宇味屋』という店に入ってみることにした。この店は市内に何店舗かあるようだ。
カウンター10席程度と座敷に1テーブルのこぢんまりした店だ。先客が2名だけだ空いててよかった。
焼き、水、揚げ、フライと四種類の餃子があったが、焼き餃子と、揚げ餃子、冷や奴をたのんでみた。もちろん生ビールも忘れずに・・・。
ご飯セットというのもあったが、時間も中途半端なので、ここでは軽く食べてホテルに向かい、お風呂の後にしっかりと夕食を摂ろうという作戦だった。

ビール冷えていては美味かった。130km走って来て、ぬるいビールなんか出てきちゃったら椅子をひっくり返して帰っちゃうところだよ・・・、ホントに。
まずは一安心。

冷や奴は色々具がのっていてちょっとビリ辛。なかなかいける。
しかし、餃子がどうも味が薄い・・・。
いかにタレをつけても、中の具にしっかり味が付いてないといかん。

なにしろ130km走ったあとだから、自分の味覚がノーマルでは無いのだろうと思ったが、冷や奴の味はしっかり味わえるので、そんなに酷いコンディションではなかったのでは無いかと思うのだが・・・。


以前、目白のラーメン屋でまったく味のない餃子を食べたときの事を思い出してしまったが、あのとき程ではないが、名物というにはちょっと寂しい感じ・・・。
本番の夕食のために生ビールも一杯でやめて退散した。


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オリオンスクエアでは前夜祭が開催されていてマビックカーが展示されていた

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市内中心部をブラブラする

そうだジャパンカップの観戦に来たのだ、けっして餃子を食べに来たわけではない。
がっかりしつつも、早くホテルに行って明日のために身体を休めようと思い、市の中心部から少し離れたホテルに向かった。
レース観戦に来た人たちだろうか、さすがに自転車に乗っている人たちが多い。ママチャリよりもロードバイクの方が目立つ。今日だけは日本一ロードバイク率が高い町だろう。

ホテルに着くも、ホテル内のレストランが休みなのを知ってがっかり・・・。
ホテルのサイトで、レストランのメニューを見ながら、「あれやこれや、締めはソースカツ丼かな?」などと楽しみしていたのに・・・。

しかたがないので、入浴後とぼとぼ歩いて外食にしたのだが、ラーメンでも食べるか? と歩いていたら、『和食』の看板を見つけ入ってみた。
定食があるというのでトンカツ定食を頼む、生にするか、瓶にするか迷って瓶にした・・・。

「グビッ」っと風呂上がりの一杯。



「ぬるい!」

「あっあっありえない・・・」

がっくり・・・、

楽しみにしていた旅先での楽しいディナータイムが・・・。

店のオヤジの顔が怖かったので、椅子はひっくりかえさなかったが、心のなかでは、「ウォ〜!!」っと、丹下段平ように叫んだ。

と、顔色一つ変えず大人の対応をしつつも、トンカツを口に運びながら「魚にすればよかった」と後悔。
肩を落としトボトボとホテルに帰った。

向かい風の中130kmろくに休まず走ってきたのに、この仕打ちか・・・。


すっかりテンション下がり、オリオンスクエアでやっていると思われる、チームプレゼンテーションを見に行く元気もない。

ホテルの自販機で買った缶酎ハイとつまみを食べながら宇都宮の寂しい夜は終わってしまった。




2009.10.25
今日も体力を使いそうなので、バイキング形式の朝食を目一杯摂る。

すぐに出発する。ホテルから、レース会場の森林公園まで15km程度だ。
自転車の所で準備をしていたら、掃除をしていたホテルのおねえさんに、自転車で「森林公園まで行かれるのですか?」と訊かれた。地元の人から見ても森林公園はかなり遠いという感覚があるらしい。
しかし、天気が悪いせいもあるが朝は寒い、冬物のウエアでもいいくらいだ。

出発して、途中のコンビニで補給食用に甘いパンを買った。ここでも「森林公園は遠いですよ」と、驚いた顔をされる。

途中徐々に自転車で会場に向かう人たちが増えて来て、隊列が出来上がってきた。クルマの量もそこそこだ。道幅が狭いので、自転車同士でもペースが合わないと抜きにくいのに、自転車を抜きたい観光バスが激しく苛立っている。必死で抜いても信号待ちの間に抜き返されるのでイタチごっこだ。運転手の気持ちも分からないではないが、今日ばかりは諦めてもらうしかないだろう。


途中、妙な気配に振り返ると、鮮やかなライトグリーンのジャージを着た一隊が・・・、

うぉ〜! 『ISDサイクリングチーム』の選手達だ!。

そうか、選手もウォームアップを兼ねて自走で会場入りするのか・・・、


『ISD』ということは「うぉ〜、ビスコンティか〜」
いきなりテンション上がり、後ろにつくと、追い抜かれて『ISD』の姿に気がついた自転車部隊がどんどん後に続き、追走集団が出来てしまった。
しかし、肝心のお気楽イタリアン達は、お互いに大声でお喋りしながらクルマの間をすり抜け、「コニチワ〜」と叫びながら、赤信号を次々と突破していく。あっというまに100mほど離される。

日本国の交通法規を遵守しつつやっと追いついたと思ったら、レースコースの一部にもなっている田野町交差点で赤信号にひっかかっている間に逃げられしまった。
信号が変わってから、坂を上っていくと自転車の群れがみんなスタートゴール地点を目指して上っている。
一気に坂を上がり、やっと着いたと思ったら「新城く〜ん」という声。振り返ると、今度はヴイグテレコムの選手達が・・・。

うぉ〜! (これっばっかりだが)やっぱ本物のフレンチはかっこいいぜ! 脚の長さが10cm位長いもんな〜・・・。
短足と言われるイタリア人でも日本人に較べたら充分過ぎる。3cmほど分けて欲しい・・・。

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自転車の墓場・・・、ではなく林の中は駐輪場と化していた。ここでは、高いのから安いまで、古いのから最新型まで、ありとあらゆるロードバイクを見ることができる。この日の会場には少なくとも1、000以上の自転車が来たんじゃないだろうか?



百グラムでも、荷物を軽くしたくてデジカメを置いてきたのを後悔する。iphone の欠点、時代遅れスペックのカメラで情けない写真しか撮れなかった。

スタート地点付近に自転車を置いて歩きで古賀志林道を上る。
大勢の人達が観戦ポイントに向かって歩いていく。テクテクとつづら折りを上って行くと、「がんばれ〜」などと歓声や拍手・・・。
振り返ると、小学生位の男の子が小さいロードバイクに乗ってお父さんの後を上ってくるではないか、必死で上る子供にコースサイドに陣取った観客のテンションも上がる。
止まりそうになりながらも必死でペダルを回す子を見ると思わず背中を押したくなるが、心を鬼にして見送る。
彼が上がって行くに従って、声援や拍手も古賀志林道の坂を上がって行った。
あの子にも良い思い出になっただろうな・・・。

いつもそこらの峠を上っていると、もっと根性無しな大人を沢山みているからな・・・。
今度苦しい時はあの子を思いだして、おじさんも頑張ろうと思う・・・。




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ペイントがロードレースの雰囲気を盛り上げる。『宇都宮ブリッツエン』のチームカーを運転するという片山右京氏にむけて『右京安全運転』のペイントもあった

頂上付近に陣取る。まだお腹空いてなかったのだが、美味しそうな豚まんにつられ豚まんと生ビールを買ってしまった。朝ビールは効くな〜

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スタートして数分程で先頭集団が現れ、一気に盛り上がる

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お馴染み日本人選手の逃げ集団

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外国人チームがコントロールする追走集団。

集団が文字通り風のように通り過ぎると、定点観戦の人たちも多いが、次の周回まで20数分ある。その間にまた思い思いの場所に移動して集団を待ち受ける人たちがぞろぞろ移動しだす。

やはり、ヨーロッパ勢は強い。
フォイクトをじっくり見たかったが、もう一つだったのだろう。バッソも前日のインタビューで体調が良くないと言っていたが、多分、復帰開けの去年ほどテンションが高くなかったので、予防線を張っていたのではないか?
でも、みんな格好いいな〜。フォームも美しい。

レースは応援していたサクソバンクの若手クリスアンケル・セレンセンが優勝してめでたしめでたし。
期待の新城選手は最後失速してしまった。
ツール・ド・フランスで新城、別府両選手の快挙はあったが、やはり力の差を見せつけられた。
日本人選手もサッカー選手のようにどんどん海外に出て揉まれた方がいいな・・・。

毎年、入場者数が5万人以上の発表があるのだが、主催者発表っていうのは実際当てにならない。
しかし、凄い人並みを見ていると実際に5万も6万もいないかも知れないがそれに近い人数は確実にいると思った。

しかし、屋台など食べ物も豊富にあるのだが、おおむね高くイベント料金だ。トイレもお馴染み長蛇の列。
狭い山中にこれだけの人だから難しいことも多いだろうが、仮説トイレももう少しあった方がいいと思った。

所で、くじ運の悪い男が珍しく、前日に買ったプログラムについていた抽選券でブリヂストンのタオルが当たってしまった。何か不吉な事が起きなければいいのだが・・・。

レース終了後すぐに会場を後にすることにした。明日、休みが取れなかったので早めに帰宅しなければならない。

山を下り快調に走る、帰りも自転車が列を作っている。
レースを見た後ということと、下り基調ということでペースが速い。
取りあえず宇都宮市内中心部を目指して走っていると後ろからまた、外国人選手数人が・・・。
彼らも、ホテルまで自走で帰るようだ。なにやらおしゃべりしながら、軽快に走って行くのだが、それを見た一般の自転車軍団が次々と後を追い始め、あっというまに2〜30台の追走集団が出来上がってしまった。
こうなるとクルマも遠慮して近づいてこない。
走りながら携帯で撮影している奴もいるし、まるでパレードをしているようだ。

追いかけたいわけじゃなかったが、まだ帰り方を決めていなかったので、とりあえず集団の付き位置で宇都宮駅方面に向かう。
下り基調で前に10台位いると楽ちん楽ちん。これだったら東京まですぐ帰れるんだけど・・・、と思う。

市の中心部に突入してからどうしようか迷うが、結構脚が軽いので行ける所まで行ってみようと思い。4号線を西に向かった。
前日は向かい風と緩い上り基調で手こずったが、帰路は気持ちよく回る。
良いペースで走っている人がいたので、ペースメーカーになってもらい、少し後方を走って行った。
35〜40kmのペースで快調に30kmほど走る。
前の人がウインドブレイカーを着ている間にお先に行かせてもらい。暫く走るがお腹が空いてきてコンビニ休憩。気温が低いので休むと身体が冷える。
60km程走って古河市内に入った所で時間的にも厳しくなってきた。まだ半分残しているので、ペースも落ちるだろうし、このままでは帰宅できるのはかなり遅い時間になってしまいそうだ。

ここで、完走を諦め、輪行することにし、古河の駅前で自転車をバッグにつめた。

当たり前だが、輪行は楽だ・・・。
座っている間に着いてしまった。
電車を降りて自転車を組み上げ、近所のラーメン屋で夕食。また餃子を食べてしまった。
正直、名物じゃないけど、こっちの方が美味しいと思った・・・。

疲れたけど、今回は新しいホイールと新しいペダルの恩恵に助けられた。


終わったばかりだが、来年も行くぞ〜。


なんか食い物のの話ばっかりだったな・・・。
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# by scharaka | 2009-11-01 19:39 | Cycleな・・・